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2024.10.20 PCL86シングルの修理・改造 |
PCL86シングルの修理・改造
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友人が住まいを移転した。新しいお宅にお邪魔して、思い出の品が豊富に有る部屋で色々話すうちに、この部屋で真空管アンプの音を聴いてもらいたいと思いプレゼントすることにした。 大がかりな大出力のアンプでは無く、コンパクトなミニアンプがこの部屋にはお似合いと思い、早速アンプ選びに入った。ネット(オークション)を見ていたら、“春日無線”の「PCL86シングルアンプ」と言うのが出品されていた。出品時の説明では、「片チャンネルから音が出ない」とのことでジャンク扱い(不良品)での出品だった。到着して中を開けるとひどい状態で、小さな部品が今にも接触(ショート)するのでは無いかと思われるくらい密集して半田付けされていた。当然、片チャンネル(右)からは音がしなかった。トランスなどの主要部品は残し、小物の抵抗や、コンデンサーなどは全て交換し、最初から作り直すことにした。
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一から作り直すには回路図が必要となる。“春日無線”のホームページを見ても古い製品なので回路図は公表されていない。色々とネットを検索したら、このアンプに似たアンプを製作した人の記事に出会った。回路図も発表していたが落札したこのアンプとはちょっと違っていた。そこで、落札したアンプを解体しながら配線を見て回路を書き取ることにした。ネットの回路図とはかなり違ったがこの回路図が配線からの書き落としなので正版と言うことになる。自作の回路図を見ながらのアンプ製作となった。
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製作に必要な部品は16個。我が家に有る手持ちの部品の中から使えるものを調べたが、もう製作は止めてしまったので16個のうちの4個しか流用できるものは無かった。そこで、オークションとアマゾンから入手すべく、入札と発注を行った。そして、部品全てが揃ったのは一ケ月後だった。
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製作前にシャーシをよく見たら、電源ヒューズが見当たらない。「アンプには必ずヒューズを付けるのにおかしいなぁ」と思いながら、「仕方ない、ヒューズ(BOX)を取り付けよう」と、シャーシに穴を開けヒューズ(BOX)を取り付けたが、後でよく見たら「ヒューズ内臓のインレット(電源入力端子)」だった。
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製作が完了し早速、発振機、オシロスコープ、ダミーロードなどの測定用機器を準備する。入力に信号(サイン波)を入れ、アンプ内の要所に信号が正常に届いているかチェックする。出力トランスに入るまでは綺麗なサイン波が出て、ボリュームを上げると波形も大きくなり正常だ。次に、出力トランスの2次側、つまりスピーカーを繋ぐ端子に波形が出るかチェックしたが、波形が乱れている。回路図や内部配線とにらめっこしても原因が判らない。3日ほど悩み、出した結論は、「入手時の配線と同じように配線してみよう」だった。翌日、配線を全て外した。
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(上図)出力トランス1次側までは正常に増幅するが、2次側の波形が乱れた(右) |
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再々度の配線をおこなった。配線後、オシロで波形を見る。なんとなくいい感じだ。
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完成後、耐久試験の意味も込めて何枚かCDを試聴した。 アコギの音、ストリングスの音、ドラムの音など、高音や低音がバランス良く鳴った。
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この真空管のPCL86は長時間使用しなかった後にアンプのスイッチを入れるとヒーターが瞬間だが閃光する。
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既成の真空管シングルパワーアンプを入手した。 |
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既成品シングルアンプの整流管5U4Gの8ピンソケットから274AタイプのUX4ピンに変更 | 4ピンソケットに8ピン管(274B等)を挿すための変換アダプターをかぶせたところ。 真空管頂点が出力管より高くなり見栄えが悪い |
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ガラス管が割れ使い物にならないWesternElectricの300B | ベース部のロゴ「300B」を消して、274Aに替え使用することに。 | |||
プスバン(PSVANE)の未使用WE274Bを入手 | エミッション測定値も廃棄値40のところ、 「54」とまあまあだった。 片方は「46」だった。 新品ってこんなもん? |
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プスバンのベース外しに取り掛かる。 接着面にヤスリを入れ、接着剤を削って外そうとしたが難しくて上手くいかない、カッター(鋸)でベースを切ることに! |
ゆっくり、ゆっくりとカッターを動かし切ってゆく。 深く切ると中のリード線も切ってしまう恐れがあるので慎重に。 |
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一周を切ることができた。 | ベースのピン先に半田ごてを充て、半田を溶かしベース部分を外したところ。 リード線が切れて無くて良かった! |
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残ったガラス管側のベースを外す。 ペンチで一か所を割ったらポロッと取れた |
ベース跡には接着剤がびっしり付いて固まっていた。 これを「トルエン(類似品)」で溶かして剥がすが完全にははがれない |
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残りは「紙やすり」を使って削り落とす | 何とか全て剥がれた | |||
かなり振動を与えたので、この時点でヒーター(フィラメント)線の導通をチェック。 導通OK、良かった! |
リード線を半田付けする。
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ベースと真空管との接着はボンドを使う事にした。 瞬間接着剤では即、固まってしまいガラス管を垂直に調整する暇が無くなると思ったから、、。 |
ボンドを付属のヘラや楊枝を使って、隙間に埋め込む | |||
接着後はベースとガラス管を垂直に保つためにゴムバンドで1日固定した。 | ”274A”のロゴは、手書きで、上手く書けなかった。いづれ恰好の良い文字に書き換えようと思うが、ウエスタンそっくりにすると、本家に叱られてしまうので、「手書き」らしさが残った方が「改造=偽物」らしくて良いか、とも思う。 | |||
ヒーターも点り、左右のスピーカーから心地よい音が流れた。 |
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メーカー製アンプのスピーカー端子改良
ー VP-MINI88 ー |
前回、トライオード製のKT88シングルパワーアンプを入手し、不具合の合った整流・平滑回路の修理を行なった。改修後、試聴したところすごい発熱で、1時間も聴いていると、前面シャーシに触れなくなるほど熱くなった。発熱対策に悩んだが結局、底を浮かせることと、真空管カバーに隙間を作った(これはあんまり意味が無かったと思われるが、、)こと、トランスカバーの底を浮かせて隙間を作ったこと、ぐらいである。少しは、放熱されるだろう。 今回の改良は「スピーカー端子」。バナナプラグに対応していなかったので、手持ちのスピーカー端子基盤を加工して変更した。素人仕事で見た目は良くないが、バナナプラグ対応のスピーカー端子となった。 |
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発熱対策に、底板を外して浮かせ、 トランスカバーの下部に隙間を作り、 真空管カバーの底を浮かせた、が、 真空管カバーの「浮かし」は、余り意味が無かったような・・・(-_-;) |
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改良前のスピーカー端子はこのように、バナナプラグ対応になっていなく、 端子は、8Ωと4Ωの2つが有った。 |
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外したスピーカー端子。 | |
スピーカー端子が外れたシャーシ。 | |
手持ちのバナナプラグ式スピーカーターミナル基盤を使うことにした。 基盤は、 左右chの4端子で2段式。 2段は必要ないので、上下半分に切断することにした。 |
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半分にカットしたターミナル基盤にバナナプラグを取り付ける。(左) アンプには4Ω端子もあったので、基盤に穴を開け、 リード線を引き延ばして4Ωも繋げられるようにした。 (赤色の端子が4Ω用) |
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スピーカー端子を半田付けする。 4Ω用端子は、ゴムブッシュを付けリード線を保護した。 ゴムブッシュが貼り着くまで輪ゴムで固定した。(白と茶の輪ゴム) |
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完成したバナナプラグ対応スピーカー端子。 | |
平面から見るとこんな感じ。 赤色端子は4Ω用。 |
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バナナプラグ式スピーカーコードを接続したところ。 |
メーカー製品の改修 ー格安の理由が・・ー
[TRIODE VP-MINI88のプチ修理] |
ネットで、「トランスが唸るので」と言う理由で格安で売られていたアンプを入手。トライオード製の真空管式パワーアンプ”VP-Mini88”だ。KT88のシングルアンプ。鳴らしてみると、音が途切れ途切れで、ボリュームを上げても大きくならず、そのままにしておくと、自然に音が小さくなり消えてしまった。が、突然、音が復活して大きくなる。これは大変、と裏蓋を空けてみる。プリント基盤にびっしりと部品が付けられていた。その状態で電源を入れると、「バチッ!」と、整流用のダイオード付近から火花が出た。ブリッジダイオードを良く見ると一つが割れているようだ。これが格安の真の理由のようだ。「よし、ブリッジ回路を別に作ろう」と思い改修に取り組んだ。かくして、新ブリッジ回路が出来上がった。電源を入れると、途切れる事もなく、ボリューム通りに音量が調整できる。トランスの唸りも気にならない。しかし、1時間程鳴らしたが、シャーシが触れないほど熱くなっていた。裏蓋を外し、ゴム足だけを付けてオープンにした。トランスのカバーも外し、真空管の保護カバーをトランスの上に載せた。これで少しは発熱対策ができたと思うが、底の部分はスピーカー用のピン足をはめ、もう少し高くしようと思っている。 | |
トライオード VP-MINI88 「KT88シングルパワーアンプ」を 格安で入手。 |
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鳴らしてみると、音が途切れ途切れ、音量も大きくなったり小さくなったり プリント基盤を見ると、整流用のブリッジダイオードが割れていた。 |
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取り外したダイオード。 | |
ダイオードを外した後の基盤。 | |
新たにブリッジ回路を組むことに。 チョークコイルの足にラグ板を取り付けた。 |
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ラグ板への配線が終わりダイオードを載せたところ。 ダイオードの向きを確認、、(-_-;; |
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ダイオードを固定(半田付け)する。 | |
全体はこんな感じ。 | |
すごい発熱のためトランスカバーを外す。 | |
裏蓋も外してオープンにし、ゴム足のみを付けた。 | |
4角にゴム足を取り付けた。 | |
真空管カバーはトランスカバーに代用! 現在は良い音で鳴っている(発熱問題を除けば・・) |
ベースアンプの改善 ー寿命が縮まる”爆音”の解消ー |
オーディオアンプの話では無いが、ベースギターアンプの改善(改造)をした。オーディオアンプにも応用できると思う。 大成功だ! |
トレース・エリオット社のベースヘッド スピーカーに繋ぎ、電源を入れると 寿命が縮まるくらいの爆音がする |
タイマーの電源は100V この電源トランスから直接取ることにする。 |
タイマーの出力はこのスピーカー端子へ。 |
タイマー出力をスピーカー端子 (ホーンジャック端子)に繋ぎ変える。 |
タイマーを取付ける前の内部の様子。 |
タイマーは トランスの一端に取り付けることにした。 |
タイマーの取り付けが終わったところ。 |
スピーカー(キャビネット)に繋ぎテスト。 5秒後に「カチッ」と音がしてスピーカーに繋がる。 「爆音」はしない。大成功だ\(^o^)/ |
スピーカーの改造 [3Wayに挑戦 − Technics編] |
今度は、3Wayスピーカーを改造したいと思い、ネットでテクニクスのSB-D5000と言う3Wayスピーカーを入手した。何でもミニコンポに付いているスピーカーのようで価格は不明である。ミニコンポ自体はフルセットで15万円位らしい。早速、改造にとりかかる。 |
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型番がSB-D5000としっかり明記されている。3Wayなのでそれなりのガッチリ感を醸し出している。 |
中を開けてビックリ。ネットワークが無い!吸音材も入っていない。スピーカー端子板も無く、直接パワーアンプのスピーカー端子に繋ぐようになっていた。 |
スコーカーには+側に2.7μのコンデンサーが付いていた。 |
ツイーターは直径5cmほどのものがグリルに直接ネジ止めされており、1.5μのコンデンサーが付けられていた。 |
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パワーアンプへ直接接続するスピーカーコードは背面の丸穴から通されていた。 |
スピーカー端子板を取り付けるべく穴を開ける。 |
穴が開け終ったところ。 |
スピーカー端子を取り付けた。 |
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オリジナルのスコーカー。 |
3wayネットワークのツイーターはアッテネーター付きなので可変抵抗器固定用の穴を開ける。 |
ところが木が厚いので抵抗器が止められないことが判明。(ナットがネジの位置まで届かない) |
木を削って落とし込むことにした。削る箇所をマーキング。 |
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深さ1cmほど削った。 |
ピッタリ、ボリュームプレートが収まった。 |
ボリュームのネジにナットが届き、強く締めることができた。 |
スコーカーも新しいものに交換。少し盛り上がるので削って落とし込むことに。 |
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スコーカー用に5mmほど削る。 |
削り終わり、こんな状態になった。 |
既成のネットワークを取付けるが、コンデンサーが貧弱なので取り替えることにした。 |
コンデンサー2個を取り換えた。 |
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ネットワークをBox内に固定する |
ツイーターも交換した。こんな恰好になった。 |
もう片方のスピーカーも同じように! |
保護カバーを付けてみる。(左) (右)も同様に。 |
さて、聴いてみると何ともバランスが悪い。低域がボンボンと大きくうるさい。そこで、ウーファーに抵抗を付けてみることに・・・。 |
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抵抗値を決めるために、最初はボリュームを付け低域の適当な音がする位置で止めることにした。 |
その結果、12Ωくらいのところで落ち着いた音になることが判明。 |
12Ωのセメント抵抗をウーファーに取り付けた。しかし、若干大きい感じがしたので、16Ωに変更・決定した。 |
ツイーターも思ったように高域が出ないので上限30kHzまで出るスーパーツイーターに変更する。 |
ここで再度聴いてみるが、低域はいい感じになったものの、全体のバランスが今一である。中高域がギンギンとうるさい感じもする。「いっそうのこと2Wayにしてしまえ」と、スコーカーを外し、ウーファーにアッテネーターを付けることにした。これで、2個のスピーカー各々にアッテネーターが付くことになった。ウーファーのアッテネーターはスコーカーの穴にセットすることにした。カバーをつければ見栄えは悪くならないだろう(-_-;) |
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ウーファー用のアッテネーターを取付ける。 | スコーカーの穴のところに固定する。 | こんな感じになった。 | 保護カバーを付けて何とか見れる形になった(-_-;) |
一週間の試行錯誤を経て、どうにか聴くに耐えられるシステムになった。とは言え、3Wayが2Wayとなり、オリジナルで残っているのはウーファーとBoxのみとなった。変更部は、スコーカーを外し、ネットワークの追加、ツイーターの交換、ツイーター用とウーファー用のアッテネーターの追加、スピーカー端子板の追加、吸音材の追加、などである。現在はいい音で鳴っている。バランスが悪いなぁ、と思えばアッテネーターで調整できる。自作スピーカーの醍醐味である。 |
エレキギターに使えないなんて… ーヴォリュームペダルの改造ー |
安価で入手したボリュームペダル。以前からエレキベースのフットボリュームが欲しいと思っていた。「よし、これを使おう」と思ったが、アレーツ! こいつの入力は、キーボードやプリアンプなどの低インピーダンス用だった。このままでは使えない、エフェクターなどを間に入れ、インピーダンスを下げる必要がある。私は、エフェクターを使うのはあまり好きではない。では、このペダルにインピーダンスを下げる回路を組み込めば良い、と言うことで、何の色付けもしない「バッファー回路」を組み込むこととした。 |
BOSSのフット・ボリュームペダル FV−300L |
← 内部はこのようになっている。 中央にスライド抵抗があり、上部(写真左側)には5個の入出力ジャックがある。 |
← 先ず、電源スイッチを設置
→ |
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電源用の電池(9V)を入れる丁度良い枠(仕切り)があったので電池を取り付ける。 | ギター用のボリュームペダルが出来上がった。 |
スピーカーの改善
[ネットワーク変更 - DIATONE編] |
以前、ネットで購入したダイヤトーンの2Way中古スピーカー、DS−300Vというのが眠っていた。低域には16cmコーン型ウーファー、高域には5cmコーン型ツィーターを搭載している。’90年の発売で価格はペアで55000円とまぁまぁの製品だが、音が気に入らなかった。低域がボコボコとしていて、高域が消される感じで何ともバランスが悪い音だった。これを改善しようとネットワークの変更にトライした。 |
DIATONE DS−300V 2WAY リアバスレフ方式 |
周波数特性を見ると案の定、低域が強く高域は2.5kHzあたりから下がっている。これじゃ高域が弱くボコボコした感じの音だったこともうなずける。 カタログ上の周波数特性は45〜30kHzと有るのだが・・・? |
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ネットワークを外すためにスピーカーターミナルを外してみたが、かなり大きな板に固定されているようでここからは取り出せなかった。ネットワークの状態は見ることができる。 | どうも、ウーファーから取り出すしかないようだ。 と言うことでウーファーを外してみる。 |
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ウーファーのまわりのゴムを外すとウーファーを固定しているネジが現れた。 穴は8ヶ所あるが実際にネジ止めされているのは4ヶ所だった。 |
16cmコーン型のウーファーが現れた。 | ||
ウーファーを外す。回りにウレタンが敷かれているが、吸音材は入っていない。 | ネットワークが見える。 | ||
ネットワークを外に出すにはこのスピーカーターミナルにハンダ付けされた線を外す必要がある。ハンダ付けされたうえにボンドで固められていた。 | ネットワークを取り出した。-12dB型だ。ツイーターにはアッテネーターが付いていた。 | ||
抵抗値は6.8Ωが直列、22Ωが並列に付けられていた。計算すると、減衰量は17dBとなる。これじゃ高域はかなり押さえられてしまう。 | 新しい部品を載せ、ツイーターとウーファーの線を接続するための端子用にネジを取り付けた。 | ||
新しいネットワーク部品。 今回は-18dB型とした。 これだけの部品が必要だが既成の板に載るか? |
何とか板の上で組み立てることができた。 |
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ネットワークの組み込みを待つ2台のスピーカー。 | 何とかスピーカー内に入った。 | ||
入力端子を接続してスピーカーターミナルも元のようにBOXに取り付けた。 |
早速聴いてみるが、音の鮮明度は上がった感じだが、まだ低域が高域にかぶさった感じで高域が小さい。 そこでアッテネーターを外してみることにした。 |
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アッテネーターの直列抵抗は残し、並列抵抗は外してみるなど、カットアンドトライを行うべくネットワークを外に出しておくことにした。 アッテネーターを低域にも付けてみたり、何種類も挑戦してみた。 その結果、ツイーターの直列抵抗(2.7Ω)のみ付けることとした。 |
BOXには吸音材が入っていなかったので、熱帯魚水槽用のろ過マットを入れることにした。 | ||
ろ過マットを吸音材として入れた状態。 こんな感じで良いのだろうか・・・(-_-);;; |
スピーカーターミナルがバナナプラグ対応になっていなかった。この際だからスピーカーターミナルも交換することにした。 コイズミ無線で購入したターミナルは若干大きめだったので削ることにした。 |
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削り終えて、ターミナルをセットした。早速、バナナプラグ接続とした。 |
結果の周波数特性。 高域は持ち上がったが、10kHzから落ちている。低域も100Hz以下は出ていない模様。 これはスピーカーユニット自体の性能の問題だろう。これ以上改善は望めないようだ。 いづれユニットを入れ替えてみよう。 |
スピーカー復活
[ネットワークの変更 - KENWOOD編] |
今回は、KENWOOD製の2Wayスピーカー、LS-VH7のネットワークを改良することにした。 このスピーカーはデスクトップパソコン用にも使えるように作られたためか、音はと言えば、中域がギンギンすると言うか、うるさい感じで、ボーカルを聴いていると周りのドラムやベーズ音とのバランスが悪く、長く聴いていると疲れてしまう、と言った感じの音だ。この音を何とか改善したいと思い、改良に取り組んだ。 |
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取り外したネットワーク。 回路は−12dB/oct カットオフ周波数は、ハイパス→2800Hz、ローパス→1500Hz |
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改良後のカットオフ周波数を、
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コンデンサーの交換終了。 と、思ったが |
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同一メーカーのものが2つしか無かったため コイルも0.22mHに交換。 |
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完成後、聴きなれたJAZZを聴いてみる。 |
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サランネットを外すと、 ウーハーと凹型ドームツイーターが木枠で止められていた。 レンチで木枠を外す。 |
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ウーハーと凹型のドームツイーターが現れた。 ツイーターを外す。 |
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手持ちのツイーター(Panasonicの.5.5cm)に交換。 若干小さくて、ネジにワッシャーを入れ、何とか止められた(-_-;) |
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木枠を付ける。 何とか様になった! |
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周波数特性を見ると、5kHz付近が持ち上げられている。
その間にピアノが入ってくる感じで、バランスと言う点では更に改善が図られ満足だ。 |
左右別々に周波数特性を見た。 なかなか良い特性になっている、と自己満足している\(^o^)/ |
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我家のメインスピーカーの一つとなった。 | |
これで安心! −おばけホーンの滑り止めー |
ダブルとしたウーファー。 その上に2395ホーンと 2441ドラーバーを載せている。 |
2395ホーンを押さえるために今まで使っていたJBL2505。 | 2505は、下の台に固定していなかったため、ラフラして不安定であった。 |
2395ホーンも、ウーファーボックスには固定せず、 細木の上に左右の足をネジ止めしていた。 |
新に製作した固定具。 2395と2441の継ぎ目あたりを挟むような鉄板を製作。 |
下からみたところ。 |
ななめ上から見たところ。 | 板が前にずれて来ないように、 ウーファーボックス背面側にも曲がりを入れた。 |
真上からみたところ。 これでウーファーボックスの上から 滑り落ちる心配が無くなった。 |
2発に格上げ - ウーファーのダブル化 - |
シングルウーファーは横置きにしていた。試聴位置が低かった。 | ユニットを外したらエッジがボロボロだった。 最新のセーム革のエッジに交換すべくエッジ修理店へ送付する。 |
注文したダブルウーファー用のエンクロージャーが届いた。重い重い、1個で40kgある。 |
スピーカーターミナルは付けられていない。 | ターミナル取り付け、ケーブル配線に、受注業者から出張作業に来られた。 | ウーファーを1本取り付けて、2本目の取り付け用に端子を処理する。ウーファーは直列繋ぎとした。合成インピーダンスは16Ωとなる。 |
2個目のエンクロージャ処理に入る。 | 完成! | 後は、中・高音用スピーカーの設置だ。 |
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ネットで調達したギターアンプヘッド
昔懐かしいエルクのバイキング50で真空管式の50W 「電源は入るが音が出ない」とのことで格安で売られていた |
中を開けたらサビだらけ
これじゃ 鳴らないわけだ! |
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出力管はEL34(6CA7)のプッシュ
埃まみれだが、ヒーターは灯っていた |
ブロックコン(左上)も電源トランスも
サビと埃 |
リバーブユニットも錆びていた
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底側の部品配線部分は比較的綺麗だ
ところどころに電解コンデンサ(青色)が使われいるので これは交換しよう |
抵抗は古い炭素皮膜抵抗なので酸化金属皮膜抵抗に交換したいところだが、抵抗は死んでいないと思われるので とりあえず抵抗はそのままで、オイルコンデンサのみ交換することにした |
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ボリューム周りのチタンコンデンサー (茶色)
も交換しよう |
整流はダイオードのブリッジ接続だ このダイオードは同じ物をストックしている。交換しよう |
ホーロー抵抗は3kΩ(左側)
のみ交換しよう |
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外したオイルコンデンサーの一部
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外した電解コンデンサーの一部
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ブロックコンデンサーも交換しよう
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改修(交換、再配線、塗装)
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オイルコンデンサーはフィルムコンデンサーに交換(緑色と黄色) |
電解コンデンサーを交換(青色)
真空管ソケットはセラミックの白いものに交換、再配線 |
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調整、チェック
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仕上げ
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新しく生まれ変わった、と言うことで、名前も変えてみたくなった。 自分の名前をとって、「美山トーン50(Miyama Tone 50)」とした。 そのため、銀のスプレーで「ELK VIKING 50」の文字を消す(左写真) 新しい名前を印刷、切り抜きし(中央写真)、銀塗装の上に黒ペンキで描く(右写真) 銀と黒との境目が上手くいかず、綺麗にならない 塗装はヘタクソだ! 塗装屋には、なれないな! |
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今回は運がよかったのかも知れない。 今回ギターアンプを改修してみて、オーディオアンプとの違いは、 ・オーディオアンプは歪みを如何に抑えるか、が使命であるが 終ってみての感想は、「楽しかった」! の一言。 また、ギターアンプに挑戦してみたいと思った。 但し、真空管式アンプだが・・・
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ネットワークの変更 −スピーカーが別物に−
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最近、郊外に量販店など、次々に比較的大規模の店舗が進出している。その中に、中古品を専門に販売する店がある。家電品、衣類、バッグ、CD、DVD、レコード、楽器、ミニコンポ、カメラ、などなど 何でもある。私は掘り出し物を探しに時折、この店の楽器や、オーディオ関連を見て回る。先日、その中で見つけたのがKENWOODの古いスピーカー、LS−1001である。ペアで4,000円であった。説明文には「片方のツイータのセンターがへこんでいます」とあり、そのため格安で売られていたようだ。持ち帰り聞いてみると音には影響はなく、センターのゴムの端を指で押してみたら、ポンと、元に戻った。ラッキーだ。音を出してみると、やけに低音が大きく、ボンボンと鳴る。そこで、ネットワークを外し、使用しているコンデンサーを良品のものに交換した。コンデンサーの値はそのままとした。交換後、聞いてみると、低音が抑えられ締まった音になり、高音もドラムのハイハットシンバルがいい感じで鳴った。以前とは別のスピーカーのようだ。交換して正解であった。それにしてもメーカーは貧弱な部品を使っているなぁ、と思った。製品の価格を考えるとると、使用部品はこの程度になるのだろう。良い部品を使うといい音になるのに、残念だ。まぁ、仕方のないことだ。 |
KENWOOD LS-1001 |
交換前のネットワーク |
取り外した部品 左右合わせて8個のコンデンサー |
交換中の様子 「あと、コンデンサー1個だ・・」 |
交換完了 ちと、デカすぎたかな! |
スピーカーへ設置 |
もう片側も戻す |
蘇った! LS−1001 |
試聴CD | |||
青木まり子の声が前面に出て、定位が自然で良く、バックの伴奏楽器と音のバランスが絶妙で疲れを感じない。 |
1曲目のワルツフォーデビイがいい感じだった。 |
プロローグの雷の音がうるさく無く、自然な音で鳴った。 |
金田明彦氏の手による金田式DC録音CD |
ヴィンテージ アナログプレーヤー の導入 |
最近、ツインアーム仕様のアナログプレーヤーを導入したばかりであるが、SP盤を聞きたくて、言い換えれば、78回転スピードのあるアナログプレーヤーが欲しくて、トーレンスのTD124を入手した。TD124は1957年に発表・販売され、今でもマニアの間ではガラード301と並んで人気のあるプレーヤーだ。TD124は初期型とその後、プラッターの軽量化などを図ったMK2の2機種が出ている。今回入手したのは初期型である。プラッターは4kg近くと重い。使用の前に、経年により劣化したり、錆たりしている部分の清掃及び、交換を行った。交換部品は、センタースピンドル、アイドラー、ストロボランプ、マッシュルームゴム、ベルト、水準器などである。 |
プーリーも外して磨く。 |
モーター内部の清掃は素人なのでやめた。 |
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センタースピンドルケースが錆びていたので磨いた。T |
U |
V |
少しきれいになった。 |
ベルトも交換。 |
ストロボランプ裏ぶた。 |
ストロボランプの交換。 |
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要所にオイルを注入。 |
メンテナンス完了。
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33 1/3、45回転の回転数も正確だ。 TD124は他に16 2/3回転と78回転があるが、78回転はネットで入手した SP盤をSPU MONOで聞くつもりだ。 |
カートリッジ キーパー |
アナログプレーヤー用のカートリッジは発電方式の違いや、メーカーの違いを聴きたくて、つい増えてしまう。プレーヤーには同時に2個しかカートリッジは接続できないのに、そんなに要るの、と言われそうだが悲しいかな、オーディオを趣味とする者の性なのか、カートリッジは前述の理由でどんどん増えてしまう。かと言って、手放す気もない。そこで、カートリッジキーパーなるものが必要となる。 |
現有のカートリッジキーパーは、左写真の、8個入りのアクリル製キーパーで、透明底のものと、紅色底のものの二種類を保有している。他に、6個入りのものも持っており、合計でカートリッジは22本保管できる。
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そこで、もう一つ現有と同じアクリル製のものが欲しいと思ったが、同じものはもう販売していない。 新しいキーパーをネットで調べていたら「オーディオスクウェア」と言うお店からカートリッジを一挙に22本保管できるキーパーを見つけた。メーカーはBELLDREAMサウンド社と言う。 → 早速購入することにしたが、ケース(ダストカバー)は付かないと言う。それは困る。埃が付いてしまう。 |
そこで、 ← |
特注したカバーは上記のキーパー純正では無いので、キーパーの上に載る形では無く、キーパー全体をすっぽり被う形である。 しかしこれだと、移動する際は、キーパーとダストカバーの両方を同時に 持たなければならず不便である。 そこで考えた。 キーパーをキーパーより少し大き目の板に載せ、その上にカバーを載せれば一体化できる。 早速、台板をホームセンターから購入し適当な大きさに切断した。 台板にはカバー用ストッパーピンを付けることにした。 → |
←
台板には持ち運び用の取手も付けることとした。
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台板とキーパーは後々、元に戻し易いように両面テープで接着した。 かくして、ダストカバーと一体となったカートリッジキーパーが完成した。 これで、まだまだ増やせるぞ〜! |
新アナログプレーヤー、導入の記 |
最近はアナログ再生に没頭している。巷でもアナログレコード再生がブームとなっているようで、アナログ関連機器や書籍が数多く出回っている。 我家にもアナログプレーヤーがある。アナログプレーヤーを聞くならアームは2本欲しいと、前から思っていたので購入はトーレンス社のTD-226を購入した。このプレーヤーにはロングとショートのアームを取り付け可能で我家では、ロングにオルトフォンのRMG309、ショートにSME-3009を載せていたが先日、オルトフォンアームのウエイトが折れたため新しくオルトフォンのRS-309Dに交換した。併せてショートアームも3009からシリーズXへ変更した。その交換記事は当ページに載せている。
問題は価格である。価格は展示品のため市販価格の半値以下であった。買わないわけにはいかない。入札しよう、しかし、オークションである、出品時の価格で落札できるとは限らない。え〜い! 賭けのつもりで入札した。 結果はラッキー! 私の他には入札者は居なく出品価格で落札することができた。 機種は中国Opera Audio社のconsonance LP2.0MKUと言う。モーターはドイツ製で100V仕様である。シュー・アナログ社製がベースとなっているようだ。 |
まず既存のTD-226を撤去し、その上に大きなプチプチシートを敷く。 プレーヤーへの振動を吸収させるためだ。 |
プレーヤーは御影石の上に設置するのでプチプチの上に御影石を載せる。 |
御影石の上にプレーヤーをセッティングする。 プラッターの厚みは8cmある。 ターンテーブルの右側にはショートアームのSMEシリーズXを、 正面側にロングアームのオルトフォンDS-390Dを取り付ける。 その後、双方のバランスや位置調整を行う。 カートリッジは、SMEにはMC型のオルトフォンを、ロングアームのオルトフォンにはMM型のSUMIKOを取り付けた。 比較的短時間で完了できた。 |
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←その後、水準器で水平を調整する。
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本機は糸ドライブ式のターンテーブルである。 糸には釣り糸を使う。あの魚を釣る釣り糸である。 |
回転スピードの調整は2通りある。 |
回転数の切替えはモーターに取り付けたプーリーの33回転用と45回転用の溝に合わせ糸を這わせる。50Hz/60Hzはモーターユニットが自動対応している。 |
何日かたったある日、購入したお店から連絡が入った。 残念なことに78回転は無い。 |
回転数を調整する時、左手でツマミを回し、右手でデジストをターンテーブルの数センチ上に固定しデジストのスイッチを押しっぱなしにするのは辛いものがある。 そこで、デジストを固定させることを思い付いた。 |
デジストは電池式である。 これで片手はデジストのスイッチオン、オフのみとなり調整が楽になった。 |
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さぁ、聴くぞ〜! |
トーンアームの交換 "腕だめし"?
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ダブルアームにしたくて購入したThorensのTD-226には、SME3009 Improveと、OrtofonのRMG309を載せ、20年以上使用していた(左写真)。が、先日、バランスの調整をしようとRMG309の後部ウエイトに触ったところ、ウエイトと本体を接着していたゴムが切れてしまった。(次写真) 「これは大変だ」、ゴム部を接着すれば元のように使用できるのだろうか?判らない。交換した方が無難だ、と思い交換することにした。 |
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RMG309の交替はRS-309Dとしたが、アームベースの取り付け穴は今までのものより大きかった。 穴を広げなくては・・・ 広げる箇所を線引きした。 |
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電動糸のこで穴を広げる。 | ||||||
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くりぬいた部分の木片。 上手く曲線にできなかったが、目的は達した。 |
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RS-309Dロングアームを取り付ける。 | ||||||
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ついで(?)に、もう片方のSME3009も交換することにした。まだ使えるが、以前から欲しいと思っていたSMEシリーズXに交換することとした。 ここで問題が生じた。SME3009のリード線を外そうとしたが外れない。先端のRCAピンの径が穴より大きく、穴のところで止まってしまう。どう考えても、TD-226はSME3009を一緒にしてビルトインしたとしか思えない。 |
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仕方なく、リード線の先端、RCAピンプラグの半田付けを外し、バラバラにして穴から外した。その後、半田付けして元の通りにした。 | ||||||
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アームベース取り付け用の穴は、広げなくても使えるようだ。 |
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トーンアームは簡単に取り付けできた。 | ||||||
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新しいシリーズXのプラグも今の穴では小さくて通らない。プラグを通すために穴を大きくした。 | |||||||
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SME Series XにはOrtofon MC30を取り付けた。 |
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Ortofon RS-309Dには、SUMIKOのMMカートリッジを取り付けた。 |
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新しいアームに替わった、トーレンスTD-226アナログプレーヤー。 これから、針圧やバランス等の調整に入る。 |
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またまた、フルレンジ! |
以前、左のスピーカーボックスにコーン型スコーカとホーン型ツイータを取り付け、3Way用のネットワークを付け右のようにし楽しんでいた。まずまずのバランスで鳴っていたが、適当なユニットの組み合わせのせいか、少々物足りなくて飽きてしまった。そこで、3Wayを止め、左のボックスにフルレンジを入れ、ネットワークなしの"フルレンジ一発"とすることにした。このところ、フルレンジの良さを実感しているところである。どんな音がするのか楽しみだ。 |
蓋を開けるとこのようなフルレンジ?が入っていた。 (メーカーは不明) |
取り替えるスピーカーはFOSTEXの16cmフルレンジ、FE167Eだ。 |
FE167Eのフェース。ダブルコーンだ。 スペックは、 インピーダンス:8Ω 最低共振周波数:50Hz 再生周波数帯域:fo〜22kHz 出力音圧レベル:94dB/w/(1m) 入力:65w(Mus.) mo:6.9g Qo:0.31 実効振動半径(a):6.5cm マグネット重量:362g 総重量:1.32kg |
FE167Eに取り替えたところ。 |
取り付け完了。 音出しだ。 |
"おばけホーン" に交換 |
我が家の「あばれ馬」こと、マルチアンプシステムの中域ホーンは左写真のラクトクラフト製ウッドホーンである。 ウッドらしい素直で柔らかい感じの音を出してくれている。ところが、 JBLの"おばけホーン"こと、スラントプレート型音響レンズ付ホーン:2395が入手できた。以前から欲しいと思っていたホーンである。ひょんなことから入手できた。ウッドホーンに不満は無かったのだが、このホーンの音を聴いてみたい。 早速、交換に入った。 |
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2395ホーンが届いた! 思ったより大きい。 縦型? 運搬の都合上、縦にしているが実体は横型である。 (当たり前) |
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既存のウッドホーンからドライバー2441を外す。 2395のスロート径は2441と同じ2インチなので、2395の導入を切に望んでいた。 |
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2395に2441ドライバーを取り付ける。 この2441がまた、重い! 2395を固定して2441にネジ止めする。 (ネジ止めが大変だった。うっすら汗をかいてしまったほど) |
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下からネジ位置を確認。 よし! 大丈夫だ! |
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片方のセッティングが完了。(右側) 中央にツイーターをセットする。 いい感じだ! |
左側も同じように |
交換、完了! |
さぁ、試聴だ! 2395ならJAZZでしょう、で、ジャズを聴きました。 使用パワーアンプ:McIntosh MC275 ×3台 CDプレーヤー :McIntosh MCD7007 |
「ジャズ、マイ・ロマンス」 somethin'else ロン・カーター(b) |
2曲目の「MY
ROMANCE」を聴く。 ベーシストが主役のものは、ベースが前面に出てきて全体のバランスが良くないものだが、このCDは非常にバランスが良い。ベースが適度に出ている。 ドラムが居ないのにバランスが良い。 この感じは2395に換えたからなのか。 ウッドホーンの音が思い出せない。 とにかく、いい感じの心地よい音だ。 |
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「When October Goes」 山中千尋トリオ 山中千尋(p) |
千尋さんのオリジナル、一曲目の「Taxi」を聴く。 う〜ん、これだな2395の音は! |
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「ジェニー」 ジェニー・スミス BMGビクター |
ヴォーカルはどうか、とジェニースミスを聴いた。 ヴォーカルの位置はしっかりするものの、全体バランスは今一つ。 これは、CDの録音と、マルチアンプの調整が完璧でないからだと思う。 「ヴォーカリストがそこで唄っている」、を目指しての調整が今後の課題となりそうだ。 |
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−メインスピーカーがこのフルレンジスピーカーになってしまいました− 2006.7 |
急に、フルレンジの音が聴きたくなった。 今や多くの種類が各社から発表されているフルレンジスピーカであるが、私にとって"フルレンジ"と言えばフォステクスである。30年以上も昔、フォステクス(当時はフォスター?)の10cmフルレンジを入手し(型番は忘れてしまった)カセットデッキに繋いで聞いた時、飛躍的に音が良くなり、感激したことを忘れることができない。その時から"フルレンジならフォステクス"が私の頭に焼き付いてしまった。 今回選んだフルレンジはフォステクスの12cmフルレンジFX120である。 スピーカーは決まったがエンクロージャーは何にしようか決めかねていた。長岡式で、木を切り刻んで作る方法もあるが、この歳になっては気力が沸かない。ある日、秋葉原を歩いていて目に止まったのが今回手に入れたエンクロージャだ。ヒノオーディオ製でHyuGer TB-12Aと言い、12cmフルレンジ1本が取り付けられるバスレフ型である。 その製作の様子を紹介しましょう。 |
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さぁ、試聴です。
はたして、その音は?!! 12cmのフルレンジスピーカとは思えない、 コストパフォーマンスも良く、大変満足しています。 |
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平年なら、吹く風も心地よく、さわやかな日であるべきゴールデンウィークが、今年は寒い日が続き、出掛ける気にもならず、自作アンプでJAZZを聴いていた。聴きながらふと、GWに組み立てようと思っていた昇圧トランスのキットが届いていたことを思い出した。「管球王国Vol.30」に製作記事の出ていた、上杉氏の昇圧トランスキット[MCT-1]を購入していた。部品が届いたのは4月の初め頃。製作はGWに、と決めていたのだ。早速、GWのとある日、昼から製作に取りかかった。本キットには組立の説明書は一切無い。雑誌に載っている回路図と写真を頼りに製作するしかない。ともあれその日の夕刻頃、完成した。同キットを初めて製作する方の参考になればと思い、下記に製作の様子を紹介します。 (2004.5) |
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先ず、部品のチェック。 |
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部品の取り付け。 入出力用のピン端子は後から半田付けがしやすいように、 |
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トランスの取り付け。 |
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フロントパネルへロータリースイッチの取り付け。 |
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ロータリースイッチを取り付けたフロントパネル。 | |
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リアパネルとフロント側への配線が完了。 裸線は直線に張れると見た目も良いが、丸まっていた裸線を ほぐして直線にするのは難しい。 これで良し、としよう。 リヤパネルのアース母線にもう一本、トランスのアースに繋がる裸線を 半田付けしておく。(左の写真はトランス用アース線は半田付けされていない状態) この線はトランスのラグ板に繋がるので少し長めにしておくと良い。 |
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トランスに3Pラグ板を取り付け、トランスからのリード線とラグ板を 半田付けする。 右側2個の中央端子同士を裸線で接続する。これはアース線となる。 両端の1番と3番端子からはロータリースイッチに接続される線を 予め半田付けしておくと後からの作業が楽。 |
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半田付けの終わったトランス4個をシャーシ本体に取りつける。 リアパネルに繋がれている裸線6本は丁度、トランスシャーシの 切れ目の間を通ることになる。 このアース線の1本は先ほどのリアパネルからのアース線で トランスのアース線に繋がるのでここで、L字に曲げトランスのアース線に 半田付けする。 |
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トランスの端子とフロントパネルのロータリースイッチとの配線を行う。 この部分は細かい作業となるので、先の細い半田こてを使って固定する。 ロータリースイッチの端子は隣りの端子との間が狭いので、 隣りの端子に接触していないか半田の付け具合を良く見ること。 ロータリースイッチ同士の配線もあるので、トランスからの線を接続する前に 半田付けしておくと作業がスムーズとなる。 |
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トランスとフロントパネルのロータリースイッチとの配線が完了。 | |
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半田付け後、テスターを用いて導通のチェック。 導通すべきところ、導通してはいけないところ、をこまめにチェック。 |
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フロントパネルを本体シャーシに取り付ける。 取り付けの際は必ず、菊ワッシャーを入れてシャーシと固定する。 |
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取り付け後を、後ろ側からみたところ。 |
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お決まりの自作プレートを取り付ける。 |
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製作完了!! 部品で余ったのは、ネジ6本と青の被覆線が10cmと |
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試聴 Thorens TD-226に接続する。 「ストレートな音」だ!! |
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